追い込み猟の問題点
毎 年、日本では約15,000頭のイルカが捕殺されています。中でも、イルカの「追い込み猟」は、その捕 殺の残酷さから多くの批判があります。これまで「追い込み猟」で捕獲したイルカを水族館に補充することを認めてきた世界動物園水族館協会でさえ、今では、 日本で行なわれているイルカの「追い込み猟」の中止を正式に日本政府に要請し、また、世界動物園水族館協会に所属する各水族館にイルカの「追い込み猟」で 生け捕りにされたイルカを購入しないように、警告を出しています。「日本のイルカを救うための連盟」は、イルカの「追い込み猟」(*)によるイルカ の捕殺に焦点を当てて活動をしています。
(*)イルカの追い込みについては、従来「追い込み漁」という表記がされてきましたが、イルカは哺乳動物であるため、このサイトでは魚の捕獲について使われる「漁」の文字ではなく、「イルカ猟」と「猟」の表記を行なっています。英語を常用する各国でも、Dolphin Huntと表記し、Dolphin Fishery/Fishingは魚のDolphin(和名:シイラ)漁を意味します。
現在、イルカの追い込み猟は和歌山県太地と静岡県伊豆半島の富戸で行なわれています。頭数および種の捕獲枠を決めるのは農林水産省の水産庁で、実際のイルカ猟の許可は各県知事が出しています。
イルカの追い込み猟には、2つの側面があります。
1)イルカを殺戮し、食肉処理をして食品として販売することで、これは、イルカの肉の水銀汚染が、大きな問題になっています。
2)イルカを生け捕りにして、水族館施設に高値で販売することで、これは、野生動物を金儲けのために無差別消費するという前時代的な行為及びイルカの生息数、生態系への影響が問題になっています。
上記2つのいずれについても、イルカの捕獲と捕殺時の極めて残酷な扱いが、国際的に批判されています。
イルカの「追い込み猟」はどんな猟法で、どのような問題を含んでいるかについては、エルザ自然保護の会ホームページhttp://www.elsaenc.net/ へ。
世界に真実を明らかにする:
イルカの殺戮を止めるためにプレッシャーを!
イルカの殺戮を止めるには、現場のモニタリング(監視)を続け、映像で何が行なわれているかを記録し、主張を続けて、イルカの捕殺に人々の注目を集めることが必要です。イルカの殺戮が続いている主な理由は、日本でも世界でも、わずかの人々しかこの事実を知らないことです。
イルカの追い込みが行なわれた後、イルカは食肉処理のために解体場へ引き上げられます。私たちチームはそうした過程を日本の人々に知らせるために、現場写真を撮ろうとしますが、絶えずイルカを殺している人びとに阻止されます。
イルカの捕殺にかかわる漁師は、こうした秘密裏で行なおうとしている殺戮を、一般の人々に知ってほしくないのです。もし日本や世界の人びとが、こうした野蛮な行為の事実を知ったら、世界の総意がこの殺戮を即刻、中止させることを知っているからです。
太 地でのイルカ捕殺者たちは、私たちにどんな写真も撮ることを禁じました。もし私たちの写真やビデオ映像が世界に紹介されると、それは東京の中央政府当局に 対して反対要請の圧力をかけることとなり、毎年のイルカ捕殺の許可が出されないことになると、彼らは考え、また、そう言っています。
私たちは、太地浦へ出かけていって、現場でイルカの大量殺戮を記録し、無料でその写真やビデオ映像をメディアに提供する必要があります。
私たちはジャーナリストに対して、私たちと共に日本に出かけていって、現場取材を続けるように奨励しています。自然への犯罪とも言える、こうしたイルカの「追い込み猟」の行為を明るみに出して公にすることが、とても重要なことだからです。
世界に向かって一刻も早く事実を知らせるために、私たちは多くの方々の助けを必要としています。


