リチャード・オバリーからのメッセージ
日本の人々に対して尊敬する気持ちを持ち、平和的アプローチを
日本の太地に滞在し、イルカ猟の実態を目の当たりにしてみて、自信を持って言えることがあります。それは、イルカ猟という「自然に対する酷い行ない」に ついて、イルカ猟師以外の日本の人々には罪がないということです。13隻のボートに26人のイルカ猟師が乗り、イルカを小さな入り江に追いつめて殺してい るのを見ましたが、太地とその周辺の町に暮らす日本人のほとんどは大変友好的です。こういう人々が、自分たちがあずかり知らないイルカ猟のことが原因で抗 議のターゲットにされたり、手荒な扱いを受けることがあってはなりません。オーストラリアにいる日本人に対しても、日本人であることを理由に非難すること は間違っています。
日本人に対するボイコットは必要ありません。日本人に必要なのは、私たちが当然のこととして得ている情報を入手することです。日本の人々が日本で行なわれているイルカ猟の真実を知れば、イルカ猟を中止するために私たちを助けてくれるでしょう。
この点については、太地でイルカを捕らえ殺している猟師たちも私たちと同様の考えを持っています。太地町役場での彼らと私たちとの会議で、彼らは次のよう に明かしたのです。私は太地に来た理由を聞かれたので、「イルカの虐殺がどのように行なわれているのか、その手法を記録して、日本の人々に真実を伝えた い」と答えました。すると、猟師はこう言いました。「日本人は、イルカ猟について知る権利は持っていない。(イルカ猟師以外の)日本人の口出しすることで はない」。
しかし日本人は自国で何が行なわれているのかイルカ猟の真実を知る権利があります。日本国憲法21条には知る権利が保障されています。
太地の猟師たちは、自分たちの行ないを隠すことに、ほとんどの時間を費やしていました。イルカを殺している入り江の上を青い防水シートで覆い、殺している ところを記録に収められないようにしました。イルカの死体はビニールシートで覆い、また、完全に見えないようにした場所でイルカを殺しました。イルカを殺 しているところを映像に撮られることにビクビクしています。もしその映像が多くの人々の知るところとなれば、イルカ猟が終わる日が近づくということを知っ ているのです。イルカ猟を継続することには、国民の支持は得られないでしょう。
日本の人々に対して尊敬を持ち平和的 に接するよう、心よりお願いします。イルカ虐殺中止の鍵は、日本の人々が握っているのです。イルカの大量捕殺の中止を実現させるためには、特にオーストラ リアのブルームにおいて、日本の人々を傷つけることではなく、彼らとの間に架け橋を作ることが必要です。
日本の人々と共に行動しなければなりません。彼らに対抗することではないのです。
少数の人間が行なっている事に対して、その国全体を非難することは公正を欠いています。この問題を解決するために必要なことは、イルカを殺している少数の人々を、この問題の現実を知らない残りの日本の人々から孤立させることです。
日本の人々に対して尊敬の念を持ち平和的に接するよう、私たちの活動を支持してくださる方々に心よりお願いします。イルカ虐殺中止の鍵を握っているのは、 日本の人々です。イルカの虐殺を中止させるためには、特にオーストラリアのブルームにおいて、日本の人々を傷つけるのではなく、日本人との間に架け橋を作 ることが必要なのです。
日本の人々と対立するのではなく、日本の人々と共に行動しなければなりません。
よろしくお願い申し上げます。
リチャード・オバリー
www.SaveJapanDolphins.org


